マネしたいスペインの技術 その3
前回のその2では、トラップや1タッチパスで前にボールを運ぶプレーを見ました。
今回は、ボールを前に運べない、または行きたい方向に行けないときにどうするか?
スペインがやっていたことは単純で、
それは「攻める方向を変える」!
「方向を変える」ことには大まかに2つあって、一つは攻める”向き”を変えること。
それからもう一つはプレーをする”場所”を変えること。
攻める向きを変える
攻める向きを変えるとは、トラップやターンを使ってボールを動かす方向(または動かそうとする方向)を変えることです。
前回説明したコントロール・オリエンタードも使ってますね。
ここで向いてる方向を変えたりする。
さらに、トラップした後やドリブルをしているときにターンをして方向を変える。
そんなことを細く繰り出しているのがわかると思います。
守備からすると、攻撃側がどっちから攻めてくるのか、ボールが次にどこへ行くのか読みづらいですよね。
話は少しズレますが、これはピサーダ↓
これまで述べてきた、
「体の向いている方向=攻める方向」
を逆手にとったパス。
こんなのも使って、
守備に次のプレーを簡単に読ませないようにしてます。
そして前が空いたら、前へ縦パスを入れたり、ドリブルで運ぶ。
その1、その2で見てきたことですね。
最終的な目的・目標は相手ゴールです!
ちょっとしたアドバイス
ターンのアドバイスとして一つポイントなのは間合い。
相手守備者との間合いが近すぎるときに前を向いてターンしようとすると、相手に引っかかってしまいます。
ちなみに、自分の友人はターンをしようとして、自分の足に引っかかって転んでました(笑)。
もし相手との距離が近かったり、相手に間合いをつめられたときは、相手とボールの間に自分の体を入れてボールを隠すようなターン(動画の1分27秒、2分30秒、2分45秒、3分05秒)をするか、またはそのままターンせずに進んでいったほうが無難です。
イニエスタやメッシもこういうターンをうまく使いますよね。
こちらはクルクルの天才、シャビのやつ。
どんどん真似しちゃいましょう!
長くなったので、この続きの
「プレーをする場所を変える」
については次回お話したいと思います。
どうぞ、お楽しみに〜。