3位決定戦の予想
クロアチア v モロッコ
普段は3位決定戦は興味ないのですが、モロッコはモチベーション高そうですし、グループリーグの再戦ということもあって今回は少し興味を持っています。
このブログは専門家の分析とは違って、あくまで余興、エンターテイメントとして読むことをお勧めします😅
グループリーグでの対戦は0-0の引き分け。クロアチアがボールを保持し、モロッコがカウンターを狙う展開でした。チャンスもややクロアチアの方が多く、クロアチアペースのゲームだったと思います。モロッコはまだ、「今」のモロッコではない感じでしたね。3週間は大きい。
クロアチアはカナダ戦の4ゴールを除き、ここまで全て得点は1点以下。チャンス自体も少ないチームなので、決定力が重要です。マンジュキッチのような頼れる9番がいないことが痛いです。フランス戦ではどう点をとっていいのか選手も迷子になっていたり、イライラを募らせているようにも見えました。あまりいい流れで3位決定戦を迎えてるとは言えないですね。
トップの起用は足元とプレースピードを生かすならクラマリッチ、高さやはっきりしたターゲットが狙いならリヴァヤやペトコビッチって感じですかね。序列的にはクラマリッチが一番手ですが、個人的にはリヴァヤの方がチームがしっくりいってる気がしました。
一方モロッコは、フランス戦で完封負けを喫したものの強固な守備相手に最後まで果敢に攻め立てていたので、こちらはまだまだ上り調子。フランス戦では早々にリードされた展開というのもありますが、シュート数もほぼ同数で、ポゼッションでは相手を上回りました。
モロッコとしては、クロアチアの左バックのソサのところを狙って攻めたいところ。ソサはクロアチアの中でおそらく一番守備が弱いです。攻撃で上がることも多いので、スペースも出来やすい。モロッコの右サイドはジェックとハキミ、それからインサイドハーフが絡んで結構強力な攻撃力を持っています。
クロアチアとしては、グヴァルディオルの左サイドでのカバーリングが守備の鍵になりそう。右サイドはこれまでクロスの対応以外はそこそこ固い。あと、守備で気になるのは、ボランチのブロゾビッチが動きすぎて、自分の持ち場を離れることが多いこと。
攻撃では、同じくブロゾビッチが動きすぎるのも気になりますし、インサイドハーフのモドリッチやコヴァチッチが下がってボールを受ける回数が多いのも気になります。いいときはCBからインサイドハーフに縦のいいボールが入るのですが、悪い時は中盤の中央がみんな下がってきちゃう。みんなボール触りたがりの人たちですからね😅。
セットプレーでは、ロングスローやCK、FKの時にペリシッチがニアに走ってフリックするのが一つの武器ですね。その形と、モドリッチがGKとDFラインの間にいいボールを蹴り込む形もあるので脅威です。
モロッコもセットプレーは強力で、ゴールのファーポストに向けて巻いたボールの軌道上に人が並んで走っていって合わせる形が多いと思います。こちらも高さがあるので、キックの質が良ければかなり相手の脅威に。触れなくてもゴールに入っていくボールが理想ですね。
これまでそれほど活躍はしてませんが、モロッコは途中で入ってくるアブデが結構左サイドでアクセントをつけられるので、そこにも個人的には期待です。
クロアチアは、途中交代でアクセントをつけられる選手も少ないのが痛いですね。どうしてもスタメンの選手と比べるとクオリティが落ちてしまいます。運動量はあげられますが。最後はベテラン頼みになってしまうんですよね。
クロアチアとしては経験を生かして、巧みにゲームをコントロールしながら進めたい。一方、モロッコは観客の力も借りてこれまでの勢いで圧倒したい。
試合展開の予想としては、序盤はクロアチアが得意のポゼッションでペースをつかみ、徐々にモロッコがサイド攻撃やカウンター、得意のセットプレーからチャンスを掴んでいくのではとみてます。
スコアは普通ならロースコアですよね。でも、本当に予想が難しい。直感と期待で2-1でモロッコとしときます。どちらも少ないチャンスをどれだけ得点につなげられるか、決定力が鍵でしょう。ちなみに、これまで3位決定戦はそんなにガチガチにならない分、結構得点が入りやすい傾向にあります。
3週間でどうチームが変わるか。準決勝で負けたネガティブさや疲れをこの日までに払拭できるか。そんなところにも注目して見てみようと思います。