コーチのよそには見せたくないブログ

フットサル サッカー 

準々決勝 予想

ベスト8が出揃いました。

今夜から準々決勝が始まるので、結果予想と各チームの印象を😎

 

クロアチア v ブラジル

 

クロアチアは日本との延長そしてPK戦と経て、だいぶ疲れが溜まっていそうでしたが、少し空いて休養が取れたのではないでしょうか?

 

それでも選手層はあまり厚くないようですし、ここまで名のあるベテラン頼みの試合展開が多かった印象なので、それだけだと厳しいでしょうね。脇役の活躍が必須です。

 

CBのバルディオル、これまで知らなかったけどいい選手ですねぇ。ブラジルの強力アタッカー陣相手にどれだけできるか見ものです。大会後はビッグクラブへ引き抜かれるかな?

 

 

ブラジルは、タレント揃いで大会前は個人的には優勝候補No1でしたが、これまでの戦いを見てるとまだ納得できません。

 

もっとコンビネーションを上げたり、守備のプレッシングを効率的にやらないと強豪相手には厳しいんじゃないかって思ってます。

 

ダンスの件もそうですが、なんとなく優勝候補に推すにはチームがフットボールに集中できてない感じも気になります。

 

韓国戦では、ネイマールが復帰したこともあって、コンビネーションプレーも少し良くなったし、リシャルリソンのバックプレスが効果的になっていて、期待も捨ててません。

 

前回大会ほどの勢いのないクロアチア相手には、今のままでも流石に勝てるでしょう。ということで、この対戦の予想はブラジル勝利

 

 

余談ですが、リシャルリソンって、見た目チャラいけど意外と性格真面目そうなんですよね。

 

才能のある選手が揃っているので、ぜひフットボールに集中して最高のプレーを見せてほしいです。

 

オランダ v アルゼンチン

 

オランダファン・ハール監督がなんと3度目の登板。

 

オランダらしくない3-5-23-6-1?)のフォーメーションがベースです。近年のW杯ではオランダらしくない時の方がなぜか好成績を残しています。

 

タレントとしては、正直デヨングファンダイクデパイくらいしかワールドクラスはいないと思ってますが、意外と順調に勝ち進んでますね。今のところ面白いと思った試合は一度もないですが。

 

GKはもともと39歳のパスフィールが正GKだったようですが、大会になってぶっつけ本番で代表キャップ0のノベルトを起用。パスフィールはアヤックスで見た限り、足元のパスも危ないし、セービングも鈍そうに見えたので、器用されたらやばいなと思ってました。思い切った決断ですがこれは交代が当たりましたね。

 

左のウイングのブリントはパスやコントロールは抜群に上手ですが、フィジカル面で不安あり。右のダンフリースはダイナミックな動きが売りですが、細かいプレーが苦手。正反対の特徴を持った両サイドなのに、アメリカ戦ではこの二人がお互いアシストしあってゴールに絡むからあら不思議。

 

ただ、この両ウイングの裏のスペースは結構相手に使われることも多くて、守備は大丈夫かなぁって感じです。

 

3バックに入るティンバーも才能ある選手だと思いますが、まだビッグマッチの準備ができてるようには思えませんでしたが、どうでしょう。

 

 

アルゼンチンは、初戦のサウジ戦が酷かったのはご存じだと思いますが、そこから立て直しましたね。

 

言わずと知れたメッシ様を中心とした戦術で、攻撃はメッシにボールが入ったらスイッチオン。守備では残り全員でメッシの穴をカバーする、といったやり方です。勝手に「王様システム」と呼んでます。

 

ラウタロ・マルティネスが元々9番のポジションでしたが、不調のためアルバレスがスタメンに変わり、ゴールも奪えるようになりました。クラブチームでは控えの選手というのが勿体無い選手です。(あのハーランドが相手なのでしょうがないですけど。)アルバレスポストプレーよりもDFラインの裏へ抜けてボールを受けるのが得意な選手ですね。

 

中盤ではフェルナンデスとマカリスターの若手が抜擢。フェルナンデスはいかにもアルゼンチンのボランチらしいプレーをしますが、マカリスターはちょっと現代的というか欧州っぽいライン間での仕事ができる選手で、アルゼンチンでは貴重な選手だと思います。ここにボールが入らないと外回しが増えたり、メッシやディマリアのドリブル頼みになりがちなので、結構攻撃の鍵となるんじゃないかと思っている選手です。

 

サイドは右にディマリアを器用する時もあるし、左にゴメスを使う時もあるようで、どっちも監督を納得させるほどの形にはなってないと思います。

 

ポーランド戦ではポゼッションとカウンタープレスが機能し、終始ゲームコントロールしていていました。アルゼンチンらしくてかつ素晴らしいサッカーだなと、個人的にかなり期待が持てました。

 

が、次のラウンド16ではオーストラリアのパス回しに対して思うようにプレスが機能せず、苦しんだ印象です。守備が機能しなくなると攻撃にも影響が出てしまいます。オーストラリア相手には実力の差で勝つことができましたが、守備時にメッシが走らないので、今後もポゼッションを得意としたチーム相手やリードを許した展開の時に苦労しそうな印象です。

 

ただ、それでもタレント不足で組織としてもそれほど完成されていないオランダには勝てるでしょう。ということで、このカードはアルゼンチンの勝ちと予想します。

 

ロッコ v ポルトガル

 

今大会、一番勢いのある勝ち上がり方をしてきたモロッコと、近年タレントが豊富で安定した成績を残しているポルトガルの対戦。アフリカとヨーロッパですが、実はこの2カ国って距離的にはすごく近いんですよね。フェイントを駆使した細かい個人技だったり、結構似ている部分がある気がします。

 

ロッコは、これまでのように守備を固めてカウンターやセットプレーから得点を狙う戦いをするでしょうね。

 

ツィエクの左足のキックは本当に美しくて大好きなんです。

 

 

一方、ポルトガルはボールを保持して攻めようとするはず。

 

ポルトガルフェルナンデスシルバフェリックスなど、クリエイティブなタレントが揃っていて面白い反面、ちょっと似たタイプの選手が多いのが個人的には気になるところです。ジョタの欠場やここにきてメンデスダニーロの離脱も痛いです。

 

ラウンド16では最近振る舞いが物議を醸しているロナウドに変わって、若手のラモスがスタメン器用。見事なハットトリックで一躍ニューヒーローに。チームがまとまっていれば、嬉しい活躍も、もしゴタゴタで内紛状態ならこれがさらなる問題にもなりかねない!?

 

ということで、この対戦はロースコアからのPK戦と予想します。PK戦ボノのいて勢いのあるロッコが勝利

 

イングランド v フランス

 

準々決勝一番の目玉ですね。今大会のベストゲームにもなりそうな予感さえあります。これまで見てきた中で個人的にはベストな2チームの対戦!

 

イングランドは、すごくよく準備されてるなという印象です。スローインに至るまで色々とデザインされたものを用意して来ている。

 

その証拠に、あのマグワイアイングランド代表だと上手い選手に見えるんです! チームがいいとそれぞれの選手の役割や責任がはっきりして、持っている力を発揮しやすい。そんな感じに見受けられます。ただ、やっぱり足は遅いですけどね。

 

前回W杯3位、昨年のEUROで準優勝と経験もバッチリ。各ポジションでタレントが揃い、なおかつベリンガムサカフォーデンら若い選手も台頭し現在絶好調。(準備という面では育成からの長期プランが着実に実ってますね。)

 

攻撃陣を引っ張るケインが怪我の影響なのか若干動きが鈍そうなのが気になりますが、アタッカー陣もスタメンにスターリンサカ、控えにグリーリッシュラッシュフォードフォーデンマウントらがいて、状況によって様々な交代カードを切れるのも強みです。(一時帰国したスターリングのスタメンは微妙)

 

チームの和や雰囲気も落ち着いていて良さげですし、一押しです。

 

 

しかーーーし、今回の相手はあのフランス

 

正直大会前は、「どうせエンバペデンベレの個人技任せのチームでしょ?」「ベンゼマいないと誰がトップやるの?」「前回優勝してモチベーションが高くないのでは?」と少しなめてました。

 

しかし、そこは選手時代から厳しいことで有名なデシャン監督。全然そんなことはありません。

 

課題はありつつも、そこを放置せず、しっかり修正しながら大会を進んでいる印象です。

 

このチームの一番の武器はやっぱりエンバペデンベレの両翼でしょう。そこら辺のDFじゃ、わかっていても止められません。

 

サイドで1対1もあれば(1対2でも行けちゃう!)、サイドバックがオーバーラップしてくるパターンもあり、またハーフスペースから飛び出してクロスを狙うパターンもある。

 

クロス以外でもトップやインサイドハーフを使った中からの崩しもあって、この攻撃を抑えるのは本当に大変だと思います。カウンター攻撃も超強力ですし。

 

さらに、あのグリーズマンが、自身のスター性を投げ捨ててエンバペとデンベレの間を黒子のごとく汗かいてサポートしてるんですよね。その背中を見たら、若手は頑張らないわけにはいかないでしょう。

 

フランスの課題としては、エンバペとデンベレ、そしてジルーというアタッカーがいる分、守備の時に少し強度が弱くなってしまうこと。ポーランド戦でも、一度受け身に立ってしまうと、結構攻めらてピンチもつくられる時間が長くなってしまうことがありました。(ニュースによるとハーフタイムにヴァランがそのことについて喝を入れたらしいですが。)

 

受け身に立っても守備陣の対人の強さでなんとかなっているうちはいいですが、やっぱり組織として整えないと、いつかボロが出るんじゃないでしょうか。

 

フランスは前回王者でエンバペというスーパースターを擁しているにも関わらず、今の所話題も少なくなんか静か。きっとフットボールに集中してるんだろうと、勝手に解釈してます。(そして、PSGのスターはきっとカタールで高待遇を受けてるんだろうなぁ)

 

というわけで、この対戦、答えは出せません。願望も込めて、3-3くらいの撃ち合いの末、延長でイングランドの勝利としときます。(そろそろ優勝してもいいのでは)

 

 

試合の見どころとしては、ショーマグワイアデンベレなんて、イングランドファンならきっと怖くて見られないですね。イングランドとしては、とにかくボールを長く保持してカウンターだけ絶対に避けたいところ。イングランドの守備陣のスピードと1対1ではさすがに不安すぎます。

 

そういう意味では、ボランチライスサイドバックがビルドアップの鍵となりそうです。ライスはタフで献身的ですが、ここでボールが詰まったり奪われるのは避けたい。

 

フランスも同じくボランチチュアメニの出来が鍵になりそうな気がしてます。ここからタイミング良くボールが前線に入るとアタッカーがより活きるので。

 

 

以上予想でしたー 結果はお楽しみにー ⚽️