コーチのよそには見せたくないブログ

フットサル サッカー 

フットサル 守備戦術 逆アラの絞り(中心線)

ボールがあるサイドの逆サイドのアラの守備ポジション。

 

前回のボールライン戦術と併用される守備戦術、逆アラの絞り

 

yosomise.hatenablog.com

 

逆サイドのアラはマークする相手よりも中心線(動画上では紫色で引いた仮想のライン)に近いポジショニングをとります。よく「絞る」と言われます。

 

 

これによって、相手のピボへのパスラインを制限したりカバーリングがしやすくなるなどの利点があります。

 

ファーストDFの寄せが足りなかったり、立ち位置が悪かったりなど、相手ピボへのパスラインを制限できていない時などに特に有効な守備戦術です。

 

 

ピボへのパスラインを切って、アラへパスを誘導しプレスをかけます。

 

ボールラインの時と同じように、マークする相手との距離が開きやすいので、ボールの移動中にできるだけ距離を詰めることが重要です。

 

距離を詰めないと、相手に自由になるスペース時間を与えてしまったり、自陣深くまでボールを運ばれてしまいます。

 

 

また、どれだけ絞るかなどはチーム戦術にもよりますが、どんなチーム戦術でもプレー中の個人での予測状況判断がとても大事です。

フットサル 守備戦術 ボールライン

ボールライン... オフサイドラインのような仮想のライン。オフサイドラインは最後から2人目の守備者のラインなのに対して、ボールラインはボールの高さに合わせたゴールラインと並行のライン。

 

 

守備戦術のボールラインは、このラインよりも自陣側で守ること。

 

 

これによって、例えばピボへのパスラインを限定できたり、逆アラへの飛ばしのパスを制限できる。また、味方守備者が突破された場合にもカバーリングに入りやすくなる。

 

 

ただし、あまり後ろすぎてもプレスがかからないので、状況判断ボールラインよりも前にポジションをとることもある。

 

 

ボールラインまで引くと、マークする相手との距離が開くことがよくあるので、ボールがマークする相手に渡る場合はボールの移動と同時に自分も動き、相手との距離を詰めることが大事。

 

 

ちなみに動画の選手はブラジルの10番で攻撃的な選手。

攻撃的な選手でもこれくらい守備の強度が高いのがフットサル。

フットサル 守備 ブロックへの対応

このようにファーストDFがブロックされた場合、

 

(1)もし付いていけるならそのまま付いていく。(マークする相手を変えない)

 

(2)動画のように付いていけない場合は、ファーストDFはマークする相手をブロックした相手選手に変えて、セカンドDFがボール保持者のマークに付く(マーク交換

 

特にセカンドDFはファーストDFの状況を予測よく見て

どちらにも対応できるような準備をしておくことが大事。

 

できればをかけたり、コミュニケーションをとる。

【フットサル女子】ポルトガル vs ブラジル (ピボ攻撃)

ブラジルのピボ攻撃

 

アラがフリーで前に進める状況 → ファーで待つ

 

切り返し、切り返し、切り返してからのピボ当て

 

ピボはアラの縦ドリに対してはファー詰めを狙い、

アラが中に運んできた時はポストプレーを考えてます。

 

落しのパスも含めて、状況判断が正確ですね。

 

パスを出した後のアラの動きを見て、「タメ」をつくってからの落としのパス

 

タイミング落とす場所が絶妙。

 

 

ゲーム全体を通してピボのうまさが光る試合でした。

 

両チームともゴールに向かい

プレーの強度も高い好ゲームでした。

 

youtu.be

 

パソコン壊れていてしばらく更新できませんでした🙇

(買い換えました😓)

ドリブラーに対しては1対2で守る


アイソレーション(1対1のドリブルが得意な選手を意図的に孤立させてスペースを与える戦術)に対応する守備側のポジショニング。

 

縦突破と中へのカットインに対して、それぞれ味方選手が少しマークを捨てながらドリブルに対してカバーリングできる距離にポジショニング。

 

その分マークが手薄にはなるが、ドリブルは止めやすい。

 

この場合に中にカットインしてきてその時に第1DFが体勢を崩されてしまったが、素早く第2DFが寄せてドリブルを止め、その間に体勢を整え直した選手がボールを奪うことに成功。

 

1対1をやりながら組織的に守れるチームは強い。

右利きのドリブル突破、左手で相手をブロック

Moslem。イランの選手ですね。

右利きで、独特なフェイントでドリブルを仕掛けて右側に抜くのが得意なよう。

そのときの左手のブロックもうまい。